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「睡眠負債」をご存知ですか?



◆ 流行語にもなった「睡眠負債」とは? ◆

毎日少しずつ睡眠不足が続き、不足した睡眠が負債のように蓄積されていく状態のことです。

起きている間、外部から受けた情報を体内処理して指令を出し続ける役目をしている大脳。
大脳がオーバーヒートする前に、「そろそろ眠りなさい」と指示がでているはずなんですが、意思が働く人間は「眠くなってきたけど、もう少し区切りのいいところまで頑張ろうかな」と思ってしまうことがあります。
すると、眠りを削る方向へ心身を切換えてしまうのです。

起き続けているほど、同じ時間分長く眠っていたいという欲求が生まれることが、研究で分かっています。
ならば「週末寝溜めすれば精算されるじゃない」って思いますよね?私も当然そう思っていましたっ!
でも、この眠っていたい欲求よりも、体内時計が優先されてしまうことが同じく分かったのです。
つまり、「寝溜めするはずだったのに、体内時計のせいで起きてしまう」もしくは「寝溜めした時間、ずっと浅い眠りの状態が続いてしまう」ということになるのです。

◆ 睡眠不足が続いた状態は、酔っているのと同じ?! ◆

1997年の「Nature」誌には、1日徹夜した後の作業量がお酒を飲み軽く酔った状態の作業レベルと同じ、という調査結果が発表されているそうです。睡眠負債を抱えてしまうことは、ヒューマンエラーを起こしてしまっても当然、と言えるかもしれません。
自立神経のバランスも崩すので、集中力が低下したり、意欲が落ちたりイライラが続いたりと、心と脳のコンディションにも影響が出てきます。

◆ 睡眠中に体内で起きている大切なこと ◆

< 脳のメンテナンス >
働き続けている大脳を休めて、大脳の身体への情報処理能力をアップさせます。判断能力や記憶力などの認知機能が高まります。

< 成長ホルモンの分泌 >
細胞の新陳代謝をうながすので、傷などの治癒力アップや、健康な骨や肌を維持するために大切です。

< 病気の治癒と予防 >
成長ホルモンが分泌されるので、細胞が再生されて免疫力がアップし、自己治癒力が高まります。

< 酵素の生産 >
体内で行われる様々な代謝を円滑に進めるための潤滑液的役割が酵素です。眠っている間にたくさんの酵素が生産されます。起きている間は活動で酵素を消費していくので、翌日の活動のため、眠っている間に酵素を蓄えます。

< 老廃物の排除 >
がん、動脈硬化、認知症など様々な病気の原因といわれる「活性酵素」。身体の組織をさびつかせ老化を促進させてしまうのが活性酵素です。睡眠中にはメラトニンというホルモンが分泌されて、この性悪な活性酵素の無毒化が活発に行われます。

◆ 睡眠負債を解消していく方法 ◆

体内時計が優先される「眠り」。
負債を効率よく返済していくためには、週末に増えてしまった負債を一度に返済しようとするとリズムが乱れて、睡眠の質も悪くなってしまうので、同じ週の間に「30分でも良いので少しだけ早寝する」ことを繰り返して、同じ週の間に分割返済して負債をなくすことが最良といわれます。



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東京都品川区のプライベートサロンで、筋肉をマシュマロのようにアプローチするボディケア「スウェディッシュマッサージ」と頭皮を直接とらえるドライヘッドスパ「頭ほぐし」のセラピストをしています。
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