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スウェディッシュマッサージとは?


 

 スウェディッシュマッサージの歴史 
スウェーデンで誕生した200年の歴史と技術を誇るスウェディッシュマッサージは、日本ではまだあまり馴染みのないマッサージですが、欧米で「オイルマッサージ」「マッサージ」とは「スウェディッシュマッサージ」のことを指します。
各国の気候や思想・療法と組み合わさって様々な種類へと広がったオイルマッサージの原点がこのスウェディッシュマッサージなのです。

1800年代のスウェーデンでは、小さな子供から大人まで貧困や疲労で体調不良に苦しんでいました。そんな国民を案じたスウェーデン国王は「全国民を健康へ導く免疫力を上げる方法はないか」と、医師であるパー・ヘンリック・リン(1776~1839)に相談しました。


リン氏の曾祖父は人間のリンパ系を発見した科学者オロフ・ルドベック(1630–1702)であり、リン氏自身もフランスの学校でフェンシングを学んだ際、身体の故障を治癒するためにフィットネス運動が重要なことに気づきました。(スウェディッシュマッサージを施術する基本姿勢にフェンシング姿勢というものがあります。)
しかし同時に、治癒には効果的だけれど体を癒すことはできないことにも気づき、スウェーデン語の「握力」=「摩擦、押す、なでる、こねる、揉む」という現在のスウェディッシュマッサージの手技にもつながる受動的な動きも合わせると良い影響があると気づき、運動+体操+ストレッチ+マッサージ技術が含まれた体操のシステム「医療体操=スウェーデン体操」を作り上げ、王立体操中央研究所を設立。
医学生理学や解剖学の研究などを通し、1813年、「人の手によるふれあいとスキンシップを通じて、誰もができるエネルギーの交流や運動機能をも向上させるマッサージ」という理念の元に、現在ある全てのオイルマッサージの源流となる「スウェーデン式マッサージ=クラシックマッサージ」が誕生したのです。

スウェーデンのクラシックマッサージはスウェーデン移民等により米国を始め欧米全域へ広まり、今日では『スウェディッシュマッサージ』と呼ばれ全世界へと広まりました。

 

 どんなボディケア? 
手のひら全体を肌に密着させる「面の圧の施術」は独特で、肌表面から始まり、オイルが肌に浸透したところでじっくりと深部の疲れへと働きかけます。筋肉や骨格に沿ってパンをこねるように全身の筋肉を揺らしひねってゆきます。
面の圧は施術中は痛みの緊張を感じることがなく、施術後のもみ返しも無いに等しいため、芯部の疲労感がほどけてゆくような感覚と、手のひらに包まれるような安心感や温泉に入ったあとポ~っとするような心地良さだけが続きます。
指圧の点の圧では痛みを感じて辛い箇所を施術できない方、もみ返しが不安な方、全身のリンパを滑らせるように流すアロママッサージでは物足りない方、にもぜひお試しいただきたい施術です。

 

 心身にうながす高いケア力 
200年という遙か昔に誕生したスウェディッシュの施術が心身へもたらすその効果は、科学の発展と共に立証もされ始めました。
筋肉の凝りや張りをやわらげるだけでなく、筋膜リリース、血液やリンパの流れをうながし体温が上がることで自己免疫機能の活性化や、白血球のリンパ球増加。肌を密着させる施術が幸せホルモン(=オキシトシン)を分泌させ、心のリラクゼーションや痛みの伝達機能緩和もうながし、リラックスの自立神経(=副交感神経)に作用するので、体内を再生するために大切な「眠り」もうながしてゆきます。そして施術の効果は「1ヶ月持続する心身トータルケア」ともいわれているのです。
現在、この質の高いマッサージ技術は身体のメンテナンスとして、世界的バレエ団やトップアスリートの方々から支持され、五つ星ホテルでも採用されています。




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東京都品川区で、筋肉をマシュマロのようにアプローチするボディケア「スウェディッシュマッサージ」と、頭皮を直接とらえるドライヘッドスパ「頭ほぐし」、のセラピストをしています。

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